お知らせ
水曜日の自由診療について
しっかり咬めて、かつ見た目もよい、被せ物や入れ歯を希望し、さらに、歯を出来るだけ残したい患者様へ
保険制度の枠にとらわれずに、最善とは何かを考えないとうまくいかない(平均点以下の結果)ことが予測される患者様がいらっしゃいます。
すべての患者様ではありません。
うまくいかないとは・・・
例えば、「歯を失う・咬めない・見た目が満足いかない、痛みがとれない、治療が終わらない、治療が繰り返される、等々・・・」です。
保険治療は、困っている症状を改善することを繰り返し、全体として口腔の健康を回復する方法です。
保険制度にとらわれない自由診療は、ゴールをはじめに設定し、逆算して口腔の健康を回復する方法です。
しかも、機能(咬める・見た目)と、病気の治療(むし歯・歯周病・根尖病変・顎関節症・口臭・口腔乾燥症・口腔顔面痛など)に分けて、ゴールを設定します。
加えて、予防処置も並行することにより、長期の安定が見込まれます(やり直しが少ない)。
それでは、「保険制度の枠にとらわれずに、最善は何かを考えないと、うまくいかない(平均点以下の結果)ことが予測される患者様」とは、具体的には、どのような患者様が当てはまることが多いのでしょうか。
あくまで個人的な経験ですが、例えば、以下のような方が当てはまることが多いと感じます。
① 咬み合わせの面がでこぼこしている。
被せたものが、斜めの土地に斜めに家を建てたような感じで、咬み合せが
安定せず、被せ物が欠けたり、取れたりすることが多い。
② むし歯が多発し、治しても繰り返す。
③ 歯周病が進んでいて、治療すれども説明が追いつかないまま、歯を次々に失う。
④ 部分入れ歯が痛くて、使用できない。
⑤ 総入れ歯を、何度作り直しても、痛くて使用できない。
⑥ 全体的に、歯が削れたり、欠けたりしてきている。
⑦ 忙しくてなかなか通院できずに、中断を繰り返す。
⑧ 早く治療を終了したいので、1回の治療時間1時間以上、診療時間は半日でも丸1日でもよいので、治療を受ける時間を確保してほしい。
平成3年に大学を卒業し、長い臨床経験を積んで参りました。患者様が望むことを改善することが、クリニックのような小さな施設でも、高次医療機関でさえも、難しいだろうと予測できることがあります。
紹介来院される患者様のお話しを伺うと、思うことがあります。患者さんが望むことと、われわれ歯科医師が予測できる平均的な治療結果(保険治療)が違う場合、転院を繰り返し、トラブルに至るケースが少くなくないということです。
当院では、保険診療でできる最良のことは誠実に行いたいと考えています。
しかし、上記の条件にあてはまる患者様は、よくよく手間暇をかけた治療計画(ゴール)を立ててから、お互いに納得して治療をスタートした方が、お互いに良いのではないかと考えます。