お知らせ
入れ歯/義歯(ぎし)
当院と連携している技工士からの寄稿です。
歯科医院にお世話になった事が無い人はいないでしょう・・・
知らない間に虫歯になって痛みが出てあわてて歯科医院に通院・・・
歯科医の先生が歯の治療をしても残念ながら抜歯・・・
一本の抜歯ならブリッジなどで対応できますが・・・
数本の抜歯で多数の歯が失われてしまったら・・・
そうです 入れ歯の出番です・・・
「とても口の中には入れていられない」と言われる患者さん。
「とても調子いいです」と喜ばれる患者さん。
何が違うのだろうか?
入れ歯が出来るまでの各工程をどんなに慎重に行なっても結果にバラつきがある・・・
印象(型取り)の変形? 自分の技術不足? 何か特別な職人技の技術が必要なのか?
歯科医療が医学なら必ず失敗と成功の理由があるはず!
本を読んだり、研修会に参加したり、時には大先輩の作業を見学したり・・・。
自信をもって患者様に入れ歯を提供したい、歯科医の先生にも信頼されたい。
ほぼ20年歯科技工に従事して気がついたことは、
成功する入れ歯とは、正しい噛み合わせで、粘膜の土手にぴったり合った入れ歯を作ることです。
当たり前のことなんですが・・・。
しかし、どんなにぴったり合っていて、正しい噛み合わせの入れ歯でも口腔内では動くものです。
入れ歯は、粘膜の土手の上に乗っているので、咬む力がかかると予想できない動きをしてしまいます。
この予想できない入れ歯の動きを予想して、コントロールできる入れ歯を目指して製作しています。
入れ歯は歯茎(粘膜)の上に乗っている以上、使っていると粘膜が変化してきます。
この変化と入れ歯の機能時の動きを的確に見極め、コントロールが出来る歯科医が名医なのです。
次回は、インプラントについてお話します。