口腔顔面痛クリニックOROFACIAL PAIN CLINIC

ご存知ですか？

歯科用金属アレルギー

当院では、歯科用金属アレルギーを心配される患者さまに対し、連携医療機関と連携をとり、検査を実施しております。

歯科用金属アレルギーとは？

アレルギーの原因となる歯科用金属に触れることで発疹・かゆみを伴う皮膚炎・関節痛などの症状に悩まされるという現象です。いままで歯科領域でされ
ていたアルマガム合金は、口腔粘膜や歯肉に常時接触していて金属アレルギーの原因となっていることが知られています。金属性のアクセサリーまたは口腔内へ
金属を使用する必要がある場合、どの金属に対してアレルギーを持っているかを知っておくのはとても重要になります。

検査方法は？

パッチテストと言われる金属アレルギーを判定する試薬のついたシールを皮膚に貼り、アレルギーの度合を診断していく方法で比較的簡単に受けられます。

治療の流れは？

まず、当院にてお話をうかがい、診査し、説明します。

次に、連携医療機関に依頼状を持参したうえで検査を受けていただきます（予約は当院でとります）。

連携医療機関では・・・。

月曜日に歯科用金属に関する検査（パッチテスト）

同じ週の水曜日・金曜日両日ともに評価を行います。

皮膚科と連携して、疑われる金属をはずし、経過をみていきます。評価については、皮膚科と連携します。

個人的経験として、歯周病などによる歯グキの傷に、溶けだした金属が血液中に入りやすい状況が重なっている場合が目立ちます。また、金属アレ
ルギーを調べる簡便な装置がありますが、大学院で金属分析を実施していた経験から、皮膚科でのパッチテスト（試薬を豊富に持っている病院）に勝るものはな
いと考えております。