お知らせ
2011.06.17
風の杜歯科だより
歯科医師にとって大きな変化を迎えました。
歯科医師にとって、痛み止めは、傷や炎症に対して効く薬(いわゆる消炎鎮痛剤)が全てといってよい状態でした。この度、中枢(脳)に働きかけて痛みを止める薬が使えるようになりました。
末梢神経障害性疼痛に対してはプレガバリン(リリカ)が、抜歯後の痛みに対してはトラムセットが適応となりました。
先日、日本口腔顔面痛学会主催による、神経障害性疼痛の基礎から、治療の実際に関する知識を整理するセミナーへ参加しました。
原因不明の歯やあごの痛みや、抜歯後のしびれや不快感に対して、治療のオプションが増えたこととなります。
しかしながら、我々歯科医師 は、神経障害性疼痛の治療に関して勉強しなければおかしなことになります。
勉強会を主催した、日本口腔顔面痛学会の慶應義塾大学病院 和嶋浩一先生に感謝申し上げます。