お知らせ
2011.06.24
風の杜歯科だより
当院にマイクロスコープ(手術用顕微鏡)が入りました。
手術用顕微鏡の勉強会に参加しました。
浦和駅に宿泊し、2日間のコースを受講しました。
浦和駅は、私が留学前に英会話教室に通っていた場所です。個人で開いていた女性の先生でした。15年以上も経つと街並みは変わり、記憶のあいまいさ
とともに、場所を思い出せませんでした。あの当時の自分にもどり心がなぜか穏やかになりました。現在までの自分の道のりは、予定通りではなく当時の自分に
とっては驚くべきものとなりました。しかし、1995年ごろ知りたかったことが、15年以上を経てかの地で解決したということは、何か不思議な縁を感じま
した。
根っこの先に病巣ができ、手術で取り除くことを、歯根端切除術と言います。通常口腔外科で行うのですが、昨今の世界のスタンダードである術式は大きく違います。少なくとも顕微鏡を使用しなければ成功率は下がります。口腔外科ではまず受けられないと思います。
井澤 常泰先生のお話は説得力があり、1995年に留学した際に覚えたいと感じた術式そのものでした。
当院に手術用顕微鏡が入りました。根の治療の際、より厳密に根っこの中のムシ歯を取り除くことができるようになります。また、止むを得ず折れてしまった器具の除去にも有効です。
今後患者さんの歯を残す有効なツールとして利用したいと考えています。
英会話の先生、どうぞご達者で。私は北の大地に居ります。