お知らせ
神経(歯髄)を守るために、ぶつけた子供の歯の根っこを守るために
お盆休みに、AAE(アメリカ歯内療法学会)の Recommended Speakers のひとり、George Bogen 先生のハンズオントレーニングを受けました。
目的は、歯の神経(歯髄)を守るための最新の知識と技術を学ぶためです。さらに子供さんの場合、同時に歯の根っこを完成させることも必要な場合が多く、そのためのRET(Regenerative Endodontic Treatment)の現状における正しい方法を学ぶ必要がありました。さらに、MTAマスターというべき、George Bogen 先生は、MTAの臨床応用の全てを惜しみなく教えてくれました。
なぜ、患者さんにMTAについて説明し、選択肢を与えるべきなのか?
「歯をぶつけた」「歯が抜けてしまった」「歯がずれてしまった」など外傷を受けたお子さんの歯の神経(歯髄)を守るための、そして歯の根っこを完成させるために現時点での最善の方法はどうあるべきか?
残念ながら、保険治療で、教えていただいたプロトコールに沿った治療を行うことは出来ません。根の治療については、最善の治療と保険治療の違いが大きくなっており、患者さんには治療法のひとつとして提案せざるを得ません。
正直疲労しましたが、心地よく学ぶことが出来ました。学ぶ機会を与えてくれた、デンタル―アーツアカデミーの皆様に感謝申し上げます。
コース内容
1. MTAによる成功する覆髄・断髄
2. MTAによるパーフォレーションリペア
3. MTAによる根管充填&逆根管充填
4. RET(Regenerative Endodontic Treatment)
1日目
MTAによるPulp capping and Pulpotomy
MTAによるPerforation repair
2日目
Orthograde obturation and Retrograde Obturation
Regenerative Endodontic Therapy (Pulp Revascularization)