私が目指す歯科医師像は、
「高い知識や技術をもった上で、
患者さんの目線に立つことのできる歯科医師」です。
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- 風の杜歯科について
当院の基本理念
私たちは、地域住民に対し思いやりのある暖かい、そして信頼される質の高い歯科医療を提供し、口腔の健康増進に尽くすことで患者さんの人生が少しでも幸せなものになるように尽くします。
- 院是「仁恕」
- 院長是「宝在心」
当院の基本方針
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十分な説明と同意に基づく
歯科医療を提供します。 -
患者さんが困っている時に、そして必要としている時に早急に対応します。
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高度で良質な歯科医療を提供するために、
自己研鑚に努めます。 -
スタッフ一同が相互に協力し、
安全な治療を提供します。 -
高度な知識と技術をもって、患者さんの目線に立ったわかりやすい説明と治療を実施します。
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患者さんからの苦情や意見を
真摯に受けとめ、改善に努めます。
患者さんの権利
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誰でも同じように、最良の治療が受けられます。
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他の歯科医院や病院にセカンド・オピニオンを求め、他の歯科医院へ転院を希望することができます。
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自分の病気、検査および治療について十分な説明を受けることができます。
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治療に関する個人のプラバシーは守られます。
診療の流れ
第一段階
痛いところだけをなおします
- 主訴の改善(応急処置、対症療法)
- 原因療法(2度と症状がでないようにします)さらに・・・悪いところは全部なおします
第二段階
病気の予防をします
- 虫歯や歯周病の危険因子をとりのぞきます
- 定期検診にきます
- 医療相談を利用します
第三段階
健康な人がより健康になります
- 生活習慣が健康を指向しています
- 冠やつめものを、よりよいものに直します
歯を残すこと
できるだけ歯を残す努力は惜しみません。ただし、患者さん本人の理解と協力が不可欠です。
それでも押して沈む歯と割れた歯(破折した歯)は残せません。何が何でも歯を残すとどのような害があるか理解している患者さんはいません。 骨髄炎になり肺炎や骨離断、長期の抗生剤投与の末痛みと一生つきあう患者さんが現実にいます。両隣の歯が共倒れになる患者さんがいます。 いい加減だめになり抜いたが、時すでに遅く、骨が溶けすぎて適切な入れ歯やブリッジが作れないなど・・・。
例外として、患者さんの全身状態によっては抜くことができないので根っこだけを残すことがあります。 「患者さんが望んだから(叶えたい)」と無理やり歯を残す道を選択せざるをえない状況も多いのですが、たいていは徒労に終わることが多いものです。
結論
- 1%でも残せる可能性があれば歯を残す努力をする。自費治療を含めてできることを患者さんへ説明する。
- 自分が救えないと診断した歯は、責任をもって「これは残せない」としています。
- 痛みがあるかないかで歯を残す判断はつかない。
- 無理強いしてまで抜歯をすることはしません。しかし、無理に歯を残す害についても理解して下さい。
当院の治療費に関する考え方
- 保険でできることは出来る限り優先して行います。
- 保険治療は、一時的に咬めるように、一時的に痛くない様にすることが目的です。歯を長持ちさせるためには十分な治療を行えない場合があります。患者さんも費用がかからず、歯科医師としても勉強しなくてもよいのでお互い気が楽です。当院では、患者さんの利益となる場合は自費治療について説明を行います。
- 日本では、一般に神経をとった後の被せ物や歯を抜いた後のインプラント手術などに費用がかかります。欧米先進国では、歯を残すために必要で価値がある処置に費用がかかります。当院では、歯を残すために必要で価値がある処置について自費診療を含めて説明します。
企業向け歯科健診
風の杜歯科医院では、企業向け健康診断の受付も行っています。歯科健診結果は社員の口腔の健康状態を示す「ひとつの指標」であり、健診結果は受検時の健康状態や直前までの飲食の状況によって変動していることがあり得ます。
社員の口腔の健康状態把握のためにも、定期的に実施されることをおすすめします。
健康診断の受付や詳細については、お電話(011-281-1182)か、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
当院の機器・設備
超音波診断装置(エコー)について
当院は痛みを訴える多く患者さんが通院しています。 痛みの原因は様々で、悪い病気が原因であることもあります。 通院中の患者さんの診断が遅れないため、当院では、連携病院でCT検査やMRI検査を実施できるようにしております。 この度、スクリーニング検査として超音波検査が当院でできるようになりました。 必要に応じて、高次医療機関への依頼を早期に行います。
●超音波検査の対象症状
口腔内および口腔周囲のはれ・しこり・痛み
●超音波検査の対象疾患
上下顎炎・舌癌・舌腫瘍のうたがい・頬部蜂窩織炎・頚部リンパ節腫大・がま腫・口唇腫瘤・唾液腺疾患・血管腫など。
超音波検査に関するよくある質問
- 超音波検査(エコー検査)とはどんな検査ですか?
- 超音波検査は、エックス線を使わず、数MHz~十数MHzの超音波(音の一種)を使って体の中の病気を調べる検査で、顔や首などの皮膚の表面に近い軟組織を調べることができます。ただし、体の深いところや骨の中には検査できません。
超音波を使った検査は放射線被曝がなく安全な検査ですので、胎児の発育具合を定期的に検査するのにも使われています。
- 超音波検査の目的はなんですか?
- 軟組織になにか病気があるかどうかのスクリーニング検査から、より詳しい検査まで対応できます。 軟組織のなかの血の巡り(血流)の状態も診査できます。
- 超音波検査の問題点はありますか?
- 『骨や空気を超音波が透過できない』ということです。超音波が透過できない骨や気体の後側は検査ができません。 また、体の深い部分も超音波が到達しないので検査できません。
- 超音波検査が役に立つ病気はなんですか?
- ● 唾液腺(唾を作る臓器)の腫れや腫瘤、唾石症(唾液腺内にできる結石)
● 首にあるリンパ節の状態(炎症やがんで腫れたリンパ節の診査)
● 顔やあごの表面の皮膚面にできた腫れや腫瘤
● 口の中では、前の方にある病気であれば、舌や頬、唇の腫瘤や腫れを検査できます。
- どのように検査が行われますか?
- 顔や首の皮膚に超音波を出す端子を当て検査を行います。検査時は、ベッドに寝るか椅子に座っていただき、皮膚にゼリーを塗って検査します。
検査での痛みはありませんが、腫れて痛みのある箇所の場合、超音波を出す端子を当てる圧迫感で少し痛みを感じる場合もあります。痛い場合は遠慮せずに申し出てください。
- 当日の服装で気を付けることはなんですか?
- ゼリーを皮膚に塗りますので、顔や首の輪郭に髪の毛がかからないようにしてください。 また、なるべく襟のない服装でいらしてください。 ゼリーは水で洗えば落ちますので、万一服にゼリーがついても普通の洗濯で洗い流せます。
- 検査時間はどのくらいですか?
- 10分〜20程度です。(部位や状態により異なります)
- 検査時間の前と後で注意することはありますか?
- 特にありません。検査前後の食事や生活に関する制限もございません。
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)
根の治療(神経がない歯の治療)の成功率を上げるため。もともと、神経がない歯を残すことには限界があります。より大きく見えることで、根の中の健康な歯は削らず、虫歯を取り除くことができると考えています。
肉眼よりも、破折や亀裂および穿孔(穴があいている)、器具が折れているなどを、確認できます。結果として、痛みの原因や、抜くべきか保存できるかどうかの判断を助けてくれます。
レントゲンを完全デジタル化
当院のレントゲンを完全デジタル化いたしました。デジタル化にともない、放射線被ばく量の軽減が可能となりました。
デジタル化によって、治療で使用するX線の被曝線量が、以前と比較して約1/2になりました。
一般の歯医者さんにおいてあるレントゲンは2種類です。
■パノラマX線写真
大きなフィルムでお口全体の撮影が一回で出来る
■デンタルX線写真
小さいフィルムでとる方法
この2種類についてアナログ写真とデジタル写真の被爆量を比べます。
■パノラマX線写真
●アナログ撮影:約0.04ミリシーベルト(Sv)
●デジタル撮影:約0.01ミリシーベルト(Sv)
■デンタルX線写真
●アナログ撮影:約0.01ミリシーベルト(Sv)
●デジタル撮影:約0.006ミリシーベルト(Sv)
胎児に影響が出ると言われている被爆線量は約100mSvです。日常生活で自然に浴びる放射線が、日本の場合平均約1.5mSvです。
歯科用CT
歯科用CT装置を導入しました。CTを歯科医院で使用している割合は、約100件に2件の割合。当院では、診断精度および安全性の向上のため、歯科用CT装置を導入しました。
従来のX線写真では、2次元の平面での診断しかできませんでしたが、この歯科用CTでは3次元の立体画像でのレベルに変わるので、より多くの情報が得られ、飛躍的に精度が向上しました。さらに、医科の全身撮影を想定しているCTと違い、当医院のCTは歯科用であり口腔部に適した線量・高感度のセンサーを使用しているため、従来のCT検査と比べ約24分の1のX線量で撮影ができます。
CTを活用する事によって、歯や骨の厚み・高さ・形状・神経との距離、血管との距離などを正確に把握することができます。より安全に、インプラント手術や歯を抜くことが可能となりました。
適応は限られていますが、保険治療にも導入されました。
歯科用レーザー
(炭酸ガスレーザー)
医療用レーザーを設置した目的をお伝えします。
1. 薬の量を減らすため
2. 痛みをとるひとつの手段として
3. 傷の治りを促進するため
レーザー(laser)とはlight amplification by stimulated emission of radiationの略です。単一波長を集束させたもので、医療用レーザーは可視光線・赤外線部の波長を使用しています。医療用レーザーは、以下のごとく効果を発揮すると云われています。
①消炎、除痛 ②創傷治癒促進 ③傷の消毒 ④止血 ⑤組織の蒸散
レーザー治療に関するよくある質問
- レーザー治療には副作用はありますか?
- 医療用レーザーは人工光線で、人体に対する副作用がありません。ただし、目への影響が考えられますので、レーザー照射中、患者さんは防護眼鏡などの使用することが望ましいと考えます。
現在のところ、医療用レーザーは、痛みの治療を含めて、対症療法としてのひとつの手段です。原因療法と併用すべきと考えます。
口内炎 | 少し触れるだけで驚くような口内炎の痛みが、レーザー照射直後に激減します。 |
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象牙質知覚過敏症 | 冷たい水や歯ブラシの毛先に敏感な知覚が、レーザーを繰り返し当てることで鈍くなっていきます。 |
顎の痛み | 顎の関節周辺の痛みを温熱効果で和らげます。 |
メラニン色素沈着の除去 | 前歯部歯肉に多くみられる審美的に問題な黒ずんだ沈着を、麻酔や外科処置無く除去できます。 |
止血効果 | 血が止まりにくい時も即効性があります。 |
麻酔効果 | 麻酔薬注射の機会、量を減らします。 |